世界の皆さん、こんにちは🌎
今日は“Women’s Equality Day”。
日本語では「女性平等の日」あるいは「女性の平等の日」と訳すのが素直だと思います。
由来は1920年8月26日、米国で憲法修正第19条が正式に認証され、多くの女性に選挙権が保障された出来事。
長い請願や行進、演説、時に逮捕に耐えた運動の末に届いた日付が、この8月26日です。
ただ、認証直後の現実は一枚岩ではありませんでした。
各地に残った差別的なルールや手続きが投票を阻み、その後の公民権運動や法改正で少しずつ道が広がっていきます。
だからこの記念日は、勝利の旗というより、道具箱を点検する合図に近いのかもしれません。
僕はこの日の説明を読み返すたび、歴史は突然どこかから降ってくるのではなく、台所や職場や通学路みたいな日常の場所で、誰かの手の温度を帯びながら積み上がっていくのだと感じます。
現在の話題は選挙権だけに限りません。
教育、ケア、働き方、ことばの選び方——暮らしの細部に宿る段差を見つけることも、同じ地図の一部です。
そしてこれから。
理想はきっと、誰の声も取りこぼさない場がふつうに用意されている社会。
大げさなスローガンでなくても、対話の仕方や仕組みの小さな更新が重なれば、景色は変わっていくはずです。
記念日が教えてくれるのは、完了の印ではなく、次の一歩へ進むためのしおり——そう思っています。
世界
