世界の皆さん、こんにちは🌎
1918年の今日、細菌学者・野口英世は黄熱病の研究のため南米へ出発しました。
当時、黄熱病は致死率の高い未知の病で、現地での感染リスクは計り知れません。
それでも彼は、「現地に行かなければ分からないことがある」と自ら危険な地へ足を踏み入れました。
彼は顕微鏡を前に幾晩も研究を続け、感染経路や病原体の解明に全力を注ぎます。
しかし、その情熱はやがて彼自身をも黄熱病へと引き寄せ、1928年、アフリカ・ガーナでこの病に倒れ、51年の生涯を閉じました。
まるで病と運命を分かち合うかのような最期でした。
僕はこの話を聞くと、「覚悟」という言葉が頭に浮かびます。
危険を避けて遠くから眺めることもできたはずなのに、彼は自ら渦中に飛び込み、最後まで使命を貫いた。
その生き方は、人間の弱さと強さの両方を鮮やかに映し出しています。
答えを追い求め、命を賭してまで現地に向かうことが正しいかどうかは簡単には言えません。
でも、その姿勢が今の医療や科学の礎の一部となっているのは確かです。
僕もまた、自分の小さな挑戦が、未来の誰かの役に立つ瞬間を信じていたいと思います。
世界
