二つの解釈でしばし悩んでしまいました。
「いけない課外授業」的な意味の「いけない」なのか、「オーガズムに達したことがない」という意味の「いけない」なのか…。
どちらもイヤになる要素は無いのですが、後者でお悩みの女性が多いと思いますので後者の「いけない」について話を進めましょう。
女風の写メ日記で自身の風俗体験について触れるのは地雷感満載ではありますが、あえて挑戦してみましょう。
ひねくれ者なので「あえて」とか「逆に」とか、やりたくなってしまいます。
僕は人生において2回だけ風俗に行ったことがあります。
そして2回ともイケませんでした笑
ではそれらの体験が嫌な思い出になっているかと言われると、断じてノーです。
それはやはり、相手の理解による部分が大きいと思います。
男性もメンタルやコンディション次第では、「反応しない」「最後まで出来ない」ことがあると、相手はプロなのでちゃんと理解してくれていました。
その事に対して、もちろん責めることもなく、変にフォローすることもなく、下手な慰めをすることもなく、「特別な事ではない」「普通の事」として当たり前に接してくれましたので気まずい思いはしませんでした。
AVなど創作物の影響もあり、女性のオーガズムに対して正しい理解が足りていない男性は、イケない女性に対してネガティブな印象を持つかもしれません。
また、自分のテクニックに自信がある男性は「多くの女性をイカせてきた」という驕りから、イケないのは「女性側の問題」であるかのように振る舞うかもしれません。
知識不足で配慮も欠けていて、まったく嘆かわしいことです。
少し話はズレますが、僕はかねてより「プロフの文章でテクの有無が判断できるわけがない」と思っていました。
判断できるのは「テクの有無」ではなく、せいぜい「テクに対する自信の有無」です。
そして「テクに対する自信」は必ずしもアピールポイントになるとは限りません。
「テクニック売りのこの人でもイクことができなかった…」
「それはきっとイケない私に問題があるのだろう…」
そのように考え、より深く悩んでしまうかもしれません。
こういうお店なのでテクをアピールするのも大切なことではありますが、僕はそのことに対しては少し懐疑的だったりします。
さて、僕の風俗体験は成功か失敗かでいったら失敗になるのでしょうが、大切に接してくれる事、丁寧に触れられる事、楽しくコミュニケーションを取る事、それらの経験はお金を払う価値のあるサービスだと感じました。
イケても満足度が低いこともあるでしょうし、イケなくても満足できる場合もあります。
自分がキャスト側になった今、「イカせること」に拘るよりも「イケなくても楽しんでもらうこと」を大切にしています。
そして女性側も「オーガズムに達する事」を目標にして試行錯誤するのは素敵だと思いますが、その一方で「イケない事」に対してネガティブになるのは望ましくない傾向かもしれません。
「イケてもイケなくても楽しめれば良いや」
これくらいのリラックスしたメンタルの方が、えてして良い結果をもたらすのかもしれません。
オーガズムに達するために、まずはオーガズムを目指さないのはどうでしょうか。
「遠回り」こそ「近道」だったりします。
「えっちでいけない女性はやっぱりイヤですか?」の「やっぱり」という部分に悲壮感を覚えます。
もしかしたら知識不足の男性に、イケないことに関して何か嫌なことを言われたのかもしれません。
この仕事をして再認識しましたが、「イケないこと」は別に珍しいことではなく「普通のこと」だと僕は知っています。
そこに対して、イヤも何もありません。
昼下がりのコーヒーブレイクのような穏やかな心で、ただ一つの情報として受け入れるだけです。
ちなみに…。
質問が「いけない課外授業」的な意味の「いけない」だとしたら。
「イヤなわけないじゃなーい!ひゃっほ~い!!」で終わりです。
良いよね、いけない課外授業。