こんにちは!🌪️風羽🪶です
ふと目を向けた、年季の入った黒い木戸。
そこに消しゴムのかけらみたいな
白い何かが、ぽつん。
近づいてみると――蜘蛛でした。

真っ白な蜘蛛なんて初めて。
気になって調べてみると、
どうやら「アズチグモ」のメスらしいです🕷️
前の4本の脚をカニのように広げ、
網を張らず、花の上で静かに待ち伏せ。
しかも、時間をかけて白から黄色へ体色を変え、
花に紛れることもあるのだとか。
こんなに小さいのに、
自分より大きな蝶や蛾を捕まえることもある
“静かな実力者”です。

さらに惹かれたのが、その歴史。
クモの系譜は3億年以上前まで遡り、
カニグモにつながる仲間は、恐竜がいた時代にも
すでに枝分かれしていた可能性があるそうです。
アズチグモが新しい種類として記録されたのは、
明治14年。
日本で採集された小さなメスがドイツの研究者へ渡り、
その基準となった標本は、今もベルリンに残っています。
白、黄色、模様あり。
姿の違いが大きくて、昔は別の種類だと思われた個体までいたそう。
人が何十年もかけて確かめ、
ようやく「同じアズチグモ」と整理されていったのも
なんだか面白いところです。

もし写真の子が今年の成体なら、
昨年の秋に卵のうを出て、小さな姿で冬を越し、
春に何度も脱皮して、この夏を迎えたのかもしれません。
最初は
「珍しい白い蜘蛛を見つけた!」
それだけだったのに。
知れば知るほど、数ミリの体に
長い時間が重なって見えてきました。
見えている一瞬だけでは、
その人が歩いてきた時間までは分かりません。
だからこそ、お会いできた時は急いで決めつけず、
その日の気持ちや心地よい距離を
丁寧に受け取りたいと思っています。
大切な時間を預けてくださること、
いつも本当にありがとうございます☺️
今日は黒い木戸の白い忍者から、
「立ち止まって知ろうとすること」の面白さを
教えてもらいました。
🌪️ビューン🪶



























































