青く晴れた街の向こうで
太陽のカーテンが揺らいでいる
ビルが並ぶ森の隙間に
踊る影が絵を描いて
メリーゴーランドの音楽が
見上げる空へ流れていく
道端に寄りかかった今だけは
記憶の海を泳いでいたい
胸に残る柔らかい温度だけを
撫でるように確かめる
深すぎる夜の波が
胸の奥に押し寄せて
音に酔うたびに
孤独の輪郭が照らされる
浅瀬に写る夕陽が
夏の火花を咲かせて
月に降る雪に
小さな願いが溶けていく
踊り疲れた足元に
音の傷が残る
響き続ける振動が
繊細な吐息と夜を駆ける
朝になれば消えてしまう物語に
栞を挟む
フロアを背にした静けさが
首筋に冷たく触れる
振り返る影を探して
すれ違う温度を探す
先の見えない道に
雨の雫が落ちても
音色が残る場所だけは
オレンジの光に揺れている
朝陽を浴びた夢街道で
宙の光がほどけていく
出発の時刻まで
この音に包まれていたい
空に近い波の向こうで
砂に映る影が消えずにいる






















































































