駅の改札を出ると、ロータリーを囲むようにデパートが立ち並ぶ。
改札前にはトランペットとアコースティックギター、ドラムのクラシックバンドが路上ライブをしている。
立ち止まる人。忙しく通り過ぎてく人。何かを求め彷徨う家なき人。歓楽街へと向かう人。
そんな目紛しくも日常的な景色を
僕は'傍観'していた。
ー 約束の時間は過ぎている。
歓楽街を歩き、時間を潰すことにした。
ぽたりぽたり。
小雨が降り出す。
雨の音にかき消されるかのように、
僕の日常は一瞬で'無'になった。
このまま消えてしまうのではないか。
そんな虚無感に苛まれる。
打ち付ける雨の音だけを頼りに
屋根のある場所を探す。
コツコツコツ。
雨の音ではない。
コツコツコツ。
だんだんと音が大きくなる。
コツコツコツ。
雨混じりの月下美人の香りが
僕の横を通り過ぎる。
黒と青が混ざり合った鮮やかな紺。
さりげなく見え隠れする純白。
上品に仕立て上げられたプラチナゴールドの花の刺繍。
コツコツコツ。
優しく心地よい雪駄の音。
嫌味のない涼しげな優しい音。
忙しくもゆっくりと流れる、
夏の雲のような立ち振る舞い。
その様は、この場所ではかなり浮いている。
奥ゆかしく佇む京の都がよく似合うだろう。
タイムスリップしたかのようだ。
僕は夢中でその背中を追いかけていた。
このままどこか遠くへ連れて行ってくれる気がしたんだ。
子供の頃、ついていけば飛べると信じていた蝶々を追いかけるように。
しかし、その背中は遠くなる。
歓楽街を抜け、路地裏へと消えていくのが見えた。
月下美人の香りと、花刺繍の輝きを頼りに追いかける。
ー 路地裏へ入ろうとした時、眩しい光が僕を照らす。
辺りを見渡すと酔っ払いが路上で潰れている。
キャッチが声をあげしつこく絡む姿。
雑多な音たちが耳を埋め尽くす。
雨が冷たく身体を濡らしているのに気づく。
僕が追いかけていたあれは幻想だったのだろうか。
そして、携帯の着信が'日常'を知らせた ー
続く
それでは、また🌙
逢央 (アオ)
ーーーーーーーーーーーーーーー
◆出勤情報◆
2/1(日) 15:00 ~ 20:00
2/4(土) 14:00 ~ 22:00
2/5(日) 14:00 ~ 22:00
ーーーーーーーーーーーーーーー
事前にDM頂ければとっても喜びます!
分からないことがあればお気軽にご連絡ください。
Lit.Link ▷ https://lit.link/ao_mantendo
ーーーーーーーーーーーーーーー
【NEW】セラピスト期間限定
150分 26,000円 → 10,000円
ぜひお早めにご利用くださいませ。
(※口コミ投稿が必須になります)
https://mantendo-tokyo.com/nagoya/event.html
ーーーーーーーーーーーーーーー

待ち合わせはしっかりお迎えにあがります🤭