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写メ日記

全59件中11~20件を表示

龍生の投稿

鏡と北極と、タイムパラドックス

06/09 22:55 更新

わかったフリで笑顔を貼りつけ、
誰かの期待に応えるように、
形だけの「大丈夫」を抱えて旅に出た。

遠くの街、
乾いたバスのシートで揺られながら、
心はどこにも向かっていなかった。

バスを降りると、
じわりと噴き出した汗が背中を伝った。
知らないビル、見知らぬ空。
光の色も、空気の味も、
どこか全部が“自分じゃない”ように感じた。

ホテルの小さな部屋、
鏡に映ったのは、
なにかを置いてきた顔だった。
——心はまるで、感情を凍らせた北極のようだった。

あの娘の笑顔が、遠い光になって揺れていた。
夢の国で交わした言葉——
「きっと帰る」
あれは誰よりも、僕自身への宣言だったのかもしれない。

小さな頃に見たアニメのヒーローは、
鏡の中で孤独に戦っていた。
倒れても、痛みを抱えても、
そのたびに、光のほうへ立ち上がっていた。

眠りの中、
僕は過去の自分と出会った。
震える手に、“自由という感情”を渡した。

「これを忘れないで」
「誰のものでもない、自分のための時間だよ」

目が覚めたとき、
タイムパラドックスのように、
もう一人の自分が静かに消えていた。

窓の外、まだ目覚めぬ街。
高層ビルの硝子に、
あの娘の笑顔がふと映った気がした。

あのとき、遠くの場所に置いてきた感情は
今、ちゃんと手の中にある。
自由という名の道を、
もう、僕は迷わず歩いていける。

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コーヒーと飛行石と、あの街のメロディ

06/09 00:36 更新

いつも、心に
心地よいリズムをまとっている人がいる。

その日も、小さな通りの片隅に
大きな荷物を抱えて、彼女は静かに立っていた。
まるで、その街に溶け込むメロディのように。

ふたりで飲むコーヒー。
好きなアニメの話で笑い合う。
まるで時間の流れが、音符のように軽やかに跳ねる。

彼女の言葉から、あの日の街の旋律が聴こえてくる。
それは、僕にとっても彼女にとっても、
**“心の帰り場所”**と呼べるようなものだった。

感覚が、少しだけ普通じゃない僕たち。
でもだからこそ、ちゃんと繋がれた。
ちゃんと響いた。

ふと耳に届いたのは、
あの日に戻してくれる飛行石のような音楽。
聞こえる?
うん、聞こえるよ。鼓動のメロディ。

ふたりにとって、本当に必要なものだけが
そっと残っていくような、優しい時間だった。

帰り道に、手をつないで「ありがとう」を言った。
取りこぼしていた感情が、ひとしずく、こぼれた。

別れ際の「頑張ってね」が
そっと僕の背を押して、
この街のどこかに
彼女の音が、静かに息を吹き返した気がした。

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灼熱とクラウドと、ブルームーン

06/08 00:51 更新

灼熱の午後だった。
空の奥から、雲のすきまを縫って
ひとすじの光が落ちてきた。

今日は仕事があるはずだった。
でも、突然ぽっかり空いた時間。

ぽかんとした心の中に、
ふいに懐かしい香りが滑り込んできた。

まるでテキサスのような暑さの道を走る。
アスファルトが揺れて、
空にはクラウド——
ぷかぷかと、自由に浮かんでいた。

思い出したのは、あの人。
どこか気まぐれで、
でも芯に熱を持っていた人。

扉をぐぐったその先に、
ちゃんと、彼女はいた。

言葉よりも先に、心と心が触れ合った。
そしてふと漏らした言葉——

「消えたら、どうする?」

僕は答えた。
「必ず見つけるからね。」

それは願いというより、
確信に近かった。

だって僕も、
誰かに見つけられて、ここにいるのだから。

自由という名のクラウドに乗っていれば、
きっと、また会える。
そう思えた午後だった。

帰り道、電車の窓の外に
ぽっかり浮かんでいたブルームーン。

たぶん——
気まぐれに漂う彼女は、
あの月の向こうに、
静かにいた気がした。

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海底とネジと、バミューダトライアングル

06/06 23:20 更新

この間まで——
まぶたを閉じても、すました顔の彼女しか出てこなかった。

いつも、あんなに笑っていたのに。
なぜだろう、
笑い声だけは耳に残ってるのに、
顔はすまし顔のまま、浮かんでこなかった。

無理に思い出そうとしても、
ほんの一瞬、
かすかな微笑みがよぎるだけ。

あの空気、あの時間。
あの目線の高さに戻るには、
とても深く、集中しなければならなかった。

このまま、
深い海底に潜ってしまうのだろうか——
そんな不安を打ち消すように、
僕は、空想の旅に出た。

笑顔を取り戻すために、
僕は“機械の身体”を手に入れた。
すべてを飲み込むバミューダ・トライアングルに向かって、
巨大なポセイドンに立ち向かった。

笑顔を奪ったその強大な存在に、
ひとりで戦いを挑む僕。
機械の腕で海を裂き、
目の奥の海底都市を照らし出す。

激しい戦いの末、
僕は笑顔を取り戻し、
その場所には、
ネジだけが静かに転がっていた。

ある日、
彼女がぽつりと聞いた。

「ねえ、バミューダトライアングルって知ってる?」

いろんなものが行方不明になる場所。
原因は——
海底の都市が守るために張ったバリア。
それが空まで突き抜けて、
飛行機を墜落させるんだって。

僕は、はっとした。

その“バリア”こそが、
自分の中に張り巡らせた“理想”だったのかもしれない。

ちゃんと笑っててほしい。
ちゃんと楽しそうでいてほしい。
ちゃんと、ちゃんと、ちゃんと。

でも——
「ありのまま」を、
どこかで受け入れられていなかったのは僕だった。

だから決めた。
彼女のままで、全部受け入れると。

すると、
まぶたを閉じた奥に、
あの笑顔が、ちゃんと戻ってきた。

静かに、でも確かに——
彼女はそこにいた。

そして今も、
そっと目を閉じれば、
その笑顔が、
波のように胸に広がっていく。

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路地裏と雨と、God Bless

06/05 23:01 更新

雨が激しく降る夜だった。
車の中、彼女は声を押し殺して泣いていた。

別れを告げたのは僕。
でも、本当に崩れかけていたのは、
あの古びた路地裏じゃなく、僕のほうだった。

彼女は、誰が見ても美しいと言われる人だった。
出会いは不思議で、どこか物語のようで、
気がつけば惹かれていた。

でも彼女が愛したのは、
僕の“外側”だった。
「前の人みたいに、強く言い返したりしてよ」って、どこか拗ねた顔で言ってた。

僕は、うまく笑ってごまかしていたけど、
本当は、自分に自信なんてなかった。
だから、
「好きだよ」って言ってくれる人なら
誰でもいいって、思っていたのかもしれない。

音楽も、服も、言葉も、
全部「どう見られるか」で選んでいた。
自分じゃなく、他人の視線の中で生きていた。

ある日、
街で流れる音楽が耳に残った。
なんとなくリズムをとってみたら、
身体の奥から、
波みたいに楽しさが湧きあがった。

心が、揺れた。
声にならない声で、何かが叫んでいた。

それが、
僕の“目覚め”だった。

もう、
誰かの目の中じゃなく、
自分の感覚で、生きていこうと決めた。

それがどんなに見えにくい道でもいい。
光なんてなくても、
その闇の中で自分が笑っていられるなら。

車を降りたとき、
雨がびしょぬれの身体を打った。
でもそれは、
こびりついていた過去を
ひとつずつ洗い流してくれるようだった。

まるで、God Bless。
僕に、そして、彼女にも。

振り返らずに歩いたその夜、
初めて、“自分という物語”が息をし始めた気がした。

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さよならと踏切と、いつもの道

06/04 23:01 更新

いつもの道の、
あの踏切で手を振った背中が
ふいに思い出されることがある。

それ以来、会えなくなってしまった。
でも、あのとき
「しょうがないな」って小さく笑って、
そっと寄りかかってきた、
そのぬくもりだけは、ちゃんと覚えてる。

だから僕は、
冬が終わるまで、さよならを待つことにした。
きっと、冬が終われば——
また会えるって、信じてた。

あの頃、
現実から逃げるように
毎晩、アルコールに身を沈めていた。
酔っても、
何も変わらないことは、わかってたのに。

楽しいことって、なんだろう。
自分を抑えて、
苦しさを飲み込んで、
誰かに合わせて笑って。
それが「大人」だと思い込んでいた。

でもある日、
本当に楽しいってことは、
自分の“好き”をまっすぐに伝えて、
それが誰かの心に届くことだって、気づいた。

そこから僕は、
誰のためでもなく、
自分のために、
いつもの道を歩き始めた。

優しさって、
何かを変える力じゃなくて、
ただ、そっと包むものなんだと知った。

だから、
川の流れのように静かに、
光を差す空のように温かく、
あの人を照らせたならと思う。

今も、きっと——
どこかで、同じ空を見てる。

あの日の踏切の向こうにあった光は、
僕を“いつもの道”へと導いてくれた。

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最終駅とソリチュードと、発車時刻フリーダム

06/03 22:57 更新

12月の終わり。
1月へと手渡す前夜、
僕はひとり、ある駅の広場に立っていた。

何を思ったのか、
終電間際の、風の強い夜。

時計の針が、心を削る音にしか聞こえなくなっていた。
擦り切れた心と、
もう自分じゃないような身体を引きずって、
ただそこに、立っていた。

無言のまま、
誰とも目を合わさず、
流れていく人の波の中で、
僕は、自分の中にある何かを解き放った。

誰にも見えない場所で、
音もなく、でも確かに、
心の奥が揺れていた。
自分にしか聞こえないリズムで
僕は、静かに叫んでいたのかもしれない。

風が髪を乱し、
夜が肩を押す。

気づけば、
心の中にあった迷いが消えていた。
自由に目を背けて生きてきた自分から、
ようやく一歩、踏み出した。

電車にギリギリで滑り込んだ。
何も言わずに、ただ座っていた。
その夜は、特別なことなんてなかったけれど——

次の朝、
早朝のホームに立つ僕の視界に、
少しだけ光が差していた。
見慣れた景色が、ほんのすこし、やさしくなっていた。

始まりはいつも、独りぼっちだ。

“最終駅ソリチュード”で置き忘れたものを取り戻した僕は、
今、
“フリーダム”という名の空のかなたで、
深く呼吸をしている。

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鍵と午後と、リュウグウノツカイ

06/02 22:55 更新

あの日の笑顔から数日──
彼女は、そこにいた。

「久しぶり」と僕が言うと、
「そんなに経ってないじゃん」って、
ふわっと笑って、
時間さえ軽やかにすり抜けていく。

地下に潜る秘密基地、
深海を泳ぐリュウグウノツカイのように
今日の彼女も、誰にも触れられない場所にいた。

「見てないよ」って言うけれど、
その目の奥は全部、知っていた。
ポケットにある鍵で
開けるふりも、閉めるふりも
彼女はとても上手だった。

お互いの歩んできた道は違っても
中心にある“感謝”だけは、
どうしようもなく、同じ温度で存在していた。

午後の深海で感じたのは、
素直じゃない微熱。
言葉にしない揺らぎと、
伝えられないけど伝わるもの。

ひとりで歩くと味気ない道も、
彼女と歩けば、
もどかしくて、
でも海に飛び込んだ時のような
あたたかさがあった。

深海に溶けた夢の味みたいに、
今日の記憶もまた、
胸の奥で、
静かに熱を持ち続けるのだろう。

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ドラゴンとアンドロメダと、光の切符

06/01 23:09 更新

昔むかし、
ひとりの男が、
静かに目を閉じた──

次に目を開けたとき、
彼はもう、“龍王”になっていた。
時間も場所も、何もかもが違う。
だけど、なぜかとても懐かしい空気が
肌にやさしく触れていた。

その午後、
風の吹くレンガ通りの片隅に
彼女は立っていた。
静かで美しくて、
どこか“自由”の匂いがした。

ふたりで小さな扉をくぐり、
窓辺の席に腰を下ろす。
静かな音楽と、あたたかな空気。
彼女が笑うたびに、
心の奥の何かが、
音もなく、ほどけていった。

やがて、ふたりは、
音楽と自由がやさしく抱きしめ合う空間へ。
そこでは、
言葉よりも深く、
手と舌と、目と鼓動が、
互いを語り合っていた。

夜は長く、甘く、
そしてどこまでも静かだった。
それは時系列のない時間。
ふたりだけの、
星の向こう側の物語だった。

そして、翌朝。
彼女は“星の切符”を手に、
旅立った。
誰かの期待でも、過去でもなく、
“自分の物語”を生きるために。

その背中は、
さみしさよりも希望に満ちていて、
ぼくは思った。
あの旅は、きっとまたどこかで
この龍王のもとに戻ってくる、と。

それは永遠じゃなくてもいい。
でも確かに、
ふたりの間に“光”はあった──

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ジョークと革命と、ワンダーランド

05/30 22:51 更新

雨が、静かに降っていた。
昨日から、何かが変わり始めていた気がする。
確かじゃないけれど、そんな“予感”だけが胸に残っていた。

出かける直前、ふと届いたメッセージ。
懐かしいような、でも見たことのない景色を連れてきた。

向かう先には、一人の女性。
恥じらいの中に、凛とした気配をまとっていた。
目を合わせた瞬間にわかった。
この人もまた、
どこかで痛みを抱えてきた人なのだと。

いつものように、
くだらないジョークを挟んでみた。
笑ってくれた。
たったそれだけで、
何かがゆっくりと、ほどけていくのを感じた。

触れた指先に、
長く閉じ込めていた気持ちが、そっと浮かびあがる。
まるで、
忘れていたワンダーランドの入り口に立ったようだった。

誰かの期待より、
自分の本音を信じてみる勇気。
それは、言葉にすることでしか手に入らない。

帰り道、雨はまだ降っていた。
でも、肌に当たるその感触は、少しだけ違っていた。
別れ際、
彼女の小さな仕草が、
「またね」よりも優しい未来を連れてきた。

そして気づく。
革命は、
いつだって、小さなジョークから始まる。
その一言が、心の奥に空いた小さな穴になって、
そこから、光が差し込む。

言葉にした瞬間、
世界は、ワンダーランドに変わる。

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