街を歩いていると、名前も知らない花に足を止めることは少ない。
でも、勿忘草だけは違う。
小さく咲いているのに、不思議なくらい目を引く。派手ではないのに、心に残る。
そんな存在って、人にもあるのだと思います。
「一緒にいて落ち着く。」
たったその一言が、どれほど嬉しいか。
セラピストをしていると、改めて感じます。
誰かの一番になることより、ふとした瞬間に思い出してもらえる人でありたい。
疲れた帰り道。
眠る前の静かな時間。
「今なら会いたいな。」
そんなふうに心の片隅に浮かぶ存在でいられたら、それだけで十分です。
人は年齢を重ねるほど、見た目よりも空気を選ぶようになるのかもしれない。
どんな言葉をくれる人なのか。
どんな距離で寄り添ってくれる人なのか。
安心できる人なのか。
だから私は、飾らないままでいたい。
背伸びも、無理もせず。
ありのままの私を選んでくれた時間を、何より大切にしたいと思っています。
忘れられない思い出は、大きな出来事ではなく、何気ない一日から生まれるのかもしれません。
あなたの記憶に、そんな景色をひとつ残せたら嬉しいです。




































































































