この仕事をしていると、ふと立ち止まって考える瞬間があります。
それは「自分は何を提供できているのか」という問いです。
お客様は、限られた時間の中でわざわざ予定を空けて会いに来てくださっています。
その時間は、仕事やプライベート、他の楽しみにも使えたはずの貴重な時間です。
さらに言えば、決して安くはないお金を支払ってくださっている。
この事実を、どれだけ自分が深く理解できているかで、サービスの質は大きく変わると感じています。
慣れというのは怖いもので、回数を重ねるほど「当たり前」になってしまう瞬間があるのではないでしょうか。
ですが本来、
この時間も、
この対価も、決して当たり前ではありません。
一回一回の施術、一つ一つの会話、触れ方、間の取り方。
そのすべてに「この人は時間とお金を使ってここに来てくれている」という意識があるかどうか。
それだけで、同じ技術でも伝わり方は変わります。
理学療法士として働いている中でも同じことを感じます。
患者様は痛みや不安を抱えながら通院され、時間とお金をかけて身体を預けてくださる。
だからこそ、ただ流れ作業のようにリハビリを行うのではなく、 「この人にとって意味のある時間になっているか」を常に考え続ける必要があります。
触れる仕事だからこそ、誤魔化しは効きません。
雑な気持ちは、そのまま相手に伝わります。
逆に言えば、
「この時間を絶対に良いものにしたい」
「来てよかったと思ってほしい」
そういう意識は、言葉以上に伝わるものです。
時間とお金をいただくということは、
それだけの期待と信頼を預かっているということ。
この時間は一度きり。
この出会いも一度きりかもしれない。
そう思うことで、自然と一つ一つの所作に意味が生まれる。
技術や知識を磨くことはもちろん大切ですが、
それ以上に、この「当たり前じゃない」という感覚を持ち続けることが大切と感じました😌