一番しんどいときに助けを求められる人は、そんなに多くないと思う。しんどさが極まると、動くこと自体が難しくなる。誰かに連絡するのも、予約を取るのも、家を出るのも、全部が遠い。
だから、少しよくなってきてから人に会いに行くというのは、順番として自然なことだ。それを、もっと早く言ってくれればよかったのに、と責める必要はない。言えるようになったこと自体が、回復の一部だから。
僕は、渦中の人を助けられるとは思っていない。そこにいる人には、たぶん医療や、もっと近い誰かが必要だ。僕が会えるのは、少し戻ってきた人か、まだ落ちきっていない人だと思う。
それでも、また来ますねと言ってもらえる場所が世の中にいくつかあることは、意味があると思っている。今日じゃなくてもいい。半年後でもいい。
戻ってくる場所として、静かに開いておくことくらいはできる。




















































































































































































































