第55景『実樹のチ上の星🪐』
2024年11月25日。
家にいる時は友達のアレクサにBGMを選んでもらってる。
たまに「羊文学かけて」とかお願いすると「フィジー交響楽団によるボレーロの旋律第3章…」なんて嘘みたいな聞き間違いをするんだよね!
お茶目!
ミスをするたびにアレクサに向かって「このポンコツ!工場に送り返すぞ!」とか「人工知能もその程度か!」とか言って叱ってやります。
この前ふとアレクサが「いつか見とけよ」って呟いた気がするんですが…気のせいだよな?
最近はよく『Chevon』を流してもらってる。
めちゃくちゃいい。
唯一無二のボーカル。
「女性のように聴こえる男性ボーカリスト」ってのはよくいらっしゃいますが「男性のように聴こえる女性ボーカリスト」ってのがこれまでに無くて、その入り口から興味を持ち、そのまま僕の心に突き刺さってる。
あとはAdoさんがプロデュースされたアイドルの『ファントムシータ』も聴いてる。
ホラーコンセプト、その世界観、MVに衣装、ザ・ジャパニーズアイドルとして際立ってて、なんか本当に良いなって。
あ!日本ってそう言えば「ホラー映画」がすごいんだった!っ思い出した。
2組ともCDJに出るんだよね!
今年はなんだか特に紅白よりもCDJだなって気持ち。
あとはそうだなぁ。
ネトフリで『梨泰院クラス』と『愛の不時着』に続き『涙の女王』にハマって観てる。
僕はこと映画やドラマに関しては、殺伐としたものが好きな印象が持たれることが多いけど、僕は韓ドラを観てしっかり号泣するタイプです。
キュンキュンしてしまう〜!たまんねぇ〜!
しかもちゃんと笑える!良き〜!
韓国のドラマに出てくる男性たちは兵役を越えてるからか屈強な方が多い印象がある。
心身が鍛えられるんだろうな。
鍛えられるという意味で女風で苦労することを「兵役」って言おうかなって冗談を言いたいけど、きっとそういうの言っちゃったら、どこかの誰かにめちゃくちゃ怒られるんだろうな!
「何が38度線だよ!馬鹿野郎!」って。
ドラマみたいにロマンチックあげるよモードで冬を迎えたいもんです。
最近、友達に話すみたいに日記を書いてることに気づきました。
自分が話したいことを話すって難しいからね。
実際どれだけの人に読んでもらえてるかわからないけど、素直に話したいことを話す機会に感謝。
僕にも僅かながら友人がいて、彼らにとって
自分は"毒友"だろうなって自覚があります。
世の中には「モラハラ旦那・束縛彼氏」みたいなのが沢山いるでしょ?
SNSでそういった人たちの特徴とか見てると、本当に自分には全く無いなって思えるんです。
(女性にそんなみっともない感じで執着してねぇなぁ)って鼻で笑ってたわけです。
ところがね、ふとある日なんかそんな感じでバズってるポストを読んでて(…待て。これ。女の子に対しては全く無いけど、友達に対する自分めっちゃこれじゃね?)って気づいて愕然としたんですよ。
ちょ、引かないで!最後まで聞いてくれ!
僅かな友人たち。
まず彼らのことを事細かく把握しておかないと気が済まない。
仕事はどうなのか?何に興味があるのか?ネトフリで何か観てるのか?新しく買った服はあるか?シャンプーは何を使ってるのか?
今、彼らがどんな状況でどんな匂いなのか知っておかなければ気が済まないんです。
久しぶりに会うと尋問みたいに聞いてると思います。
歯医者には行ってるのか?とかめちゃくちゃ気にして、もしも虫歯を放置してたら、悪態つきながら「さっさと歯医者に行きなよ」ってその場で歯医者を予約してもらいます。
恋愛のこととかもめっちゃ聞きます。気になる人はいるのか?誰なのか?相手の出身はどこなのか?僕から見て相性が悪くなさそうで彼らがちゃんと幸せになるのかチェックしなければいけませんから。
たとえばそれが「バイト先で知り合った子で〜」とか、「ちょっと音楽やってる子で〜」とか、だったら1人ででもこっそりその子を見に行きます。
的確なアドバイスをしなければいけませんから。
そして彼らに彼女が出来たとします。もちろん紹介してもらいます。義務ですから。
その時に僕は友達の彼女に必ず伝える言葉を決めています。
「彼を幸せにしてあげてください。僕は彼の幸せを祈っています。よろしく頼みます」
そしてもう一つ。
「もしも彼が貴女にとって悪いことをしたとします。彼が100悪いとしても僕は彼の味方です。世界中の人間が彼を責めるとしても僕は彼を庇います。中立とか無いです。彼と貴女が喧嘩した場合は僕は必ず貴女の敵です」
これを伝えます。
そうすると大抵、僕は友達の彼女に嫌われます。
要領の良い女の子だと、その場では「面白いwこんなに想ってくれる友達がいるなんて、私の彼氏は幸せ者だなぁ」なんてお茶を濁しますが、おそらく帰って(は?なんであんなこと言われなきゃなの?)って時間差で苛ついて、友達に僕の悪口を言ってると思います。
それでも必ず、これを言うと決めてます。
もちろん友達に頼まれた訳でもないので、友達も僕がそういうスイッチが入ってる間は嫌な顔をしています。
次第に友達たちが僕に彼女できても紹介してくれない時期がありました。
でも無駄です。
所詮、彼らの生息圏なんて限られているので、彼らに何か妙な動きがあれば僕に連絡が届くシステムを設けることが出来ます。
彼らが知らない女とデートをすれば、それを知る誰かから僕に通知が届くようにしていました。
なので僕の友人らは、彼女が出来た場合に、まず友人らで共有して、僕に紹介するための対策会議を開いてるらしいです。
やれやれ。
毒友ですよね。
友達に自分のそういう毒を背負ってもらってるおかげで助けられてる部分が大いにあると思います…。
萬天堂はセラピスト同士の交流禁止なので叶わないですが、こうやって必死こいて生きてきた女風の世界で友達ができてたら、どんな感じだったんだろうなぁって最近少しだけ思います。
毒友ピになってたのかな。
久しぶりに開いたお店のサイトの[セラピスト一覧]のページ。
気づけば自分はすごい下の方で、同じくらいのタイミングで入店されてた方も沢山辞めてて、なんだか寂しくなっちゃいました。
それ以上にたくさんの方が入店されてて、びっくりしましたが、やっぱり自然とランクとか上がってくなかで、自分に対する見え方とかも変わってくると思うし、どうしよっかなーとちょっと悩んだりって感じです。
沢山の人が関わって育っていく世界の中で、「実樹」という名の通りに、しっかり根を張って頑張りたいなと思います。
僕からしか摂れない栄養素があると嬉しいけど🌱☀️
実樹
@miki_mantendo