止められないアラームが
空っぽの部屋に沈んでいる
こじ開ける瞼の重さに
昨日の温もりがまだ眠っていた
無表情なニュースの音が
窓辺に冷たい陽を落として
想いの影が座るたび
胸の余白に黒が染まる
ポケットに詰めた星屑が
歩くたび重力を増していく
見つめられた瞳の温度は
風の中をすり抜ける
擦り切れた心の中に
蜘蛛の糸がほどけていく
街の光ばかり追いかけて
道端の花を見落としていた
焦げた香りのコーヒー
窓を撫でる霧の風
手のひらに沈んだ温度が
静かに景色を取り戻す
見慣れたテーブルの上で
欠けた器から光が零れる
閉じかけた瞼のカーテン
オレンジの線が少し滲んで
種を撒いた小さな部屋に
虹色の花が咲いている







































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































