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写メ日記

全76件中71~76件を表示

龍生の投稿

雨音と影と、崖の向こう

09/23 01:28 更新

子供の頃
雨の日に歩いたどぶ川のほとり
覗き込んだ瞬間、足を滑らせ
隣にいた影と共に川へと呑まれた

濁流に必死で藻掻きながら
偶然通りかかった大人に引き上げられ
助かった安堵と、まとわりつくどぶ川の臭い

家に戻り体を洗い流しながら
あの時、後ろから蹴られたことは
言わないでおこうと決めた

蹴落としたその人は
今は風の噂で大変な状況になっているようだ

――大人になってからも、
同じ光景は繰り返された
深夜も早朝も身を削り
積み上げた大きな仕事を
上司の一言で奪われる

「後はA君が引き継ぐ」

背中に走るあの感覚
蹴落とされる痛みと重なっていた

その日、僕とAは
重大な機密を託されていた
国家を揺るがすほどの情報を収めた
マイクロチップを顧客に届ける任務についた

僕とAは護身用の拳銃を携え、
僕は靴下にグラップリングガンを忍ばせていた
(壁や天井にフックを撃ち リールで身を引き寄せる移動の銃)
子供の頃の記憶が形を変えて
それは僕のお守りになっていた

送迎車に揺られながら
Aは薄ら笑いを浮かべる
「お前の手柄をもらって悪いな」
僕は無言で窓の外を見つめた

後ろから黒塗りの車が尾行して来た
嫌な予感がする
僕とAは警戒する

黒塗り車はじわりと距離を詰め
やがて速度を上げて鋭く切り込んできた

激しい衝撃が送迎車を叩き
車は制御を失って回転し始める

窓ガラスが砕け
金属の悲鳴が辺りにこだまする
車はガードレールに激しく叩きつけられて停止した

衝撃で運転手は動かなくなった
黒塗りの車から武装したエージェントが降り立つ

プロの動きで僕らは素早く押さえつけられ
銃口から催涙の噴霧が吹きかけられる

視界が溶け
意識は闇に沈んでいった

目を覚ますと
雨に煙る滝の崖の上
手を縛られ 銃も奪われていた
エージェントは笑いながら告げる
「そいつを突き落とせば助けてやる」

震えるAの姿に
一瞬「消えても困らない」と
よぎる黒い衝動
だが僕は走り出し
その背を抱きかかえ
共に滝へと飛び込んだ

靴下から引き抜いたグラップリングガンを
咄嗟に放つ
岩肌に突き刺さり
ワイヤーに宙づりになって
激流を背に二人で降りていく

「……ありがとう」
震える声を聞きながら
僕は低く呟いた
「蹴落とす者は いつか自分も蹴落とされる」

雨音にかき消されながら
上ではエージェントの混乱する声が響く
僕らは森の影に紛れ
静かに逃げ延びた

――その後、僕は全てを手放した
もう振り返っても
蹴落とす者はどこにもいない
広がる空の下
自由という宇宙を
ただ飛んでいるのだから
風が背中を押し、未だ見ぬ季節へと向かう
静かな朝を胸に抱えて

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ガラスと振動と、秘密の画材

09/21 19:28 更新

なんか足りないと呟きながら歩く
足取りは真面目で
繰り返す日々に すり減る感情が滲む

それでも夜風に押されるように
溢れかえる音へ導かれ
旅の衝動に駆られる

形のない大事なものは
意外と近くで揺らいで
星がひときわ瞬く夜
紡いだ詩がガラス窓を震わせ
グラスの氷を静かに溶かす

知らない世界に飛び込んだ先で
待ちわびた瞳に映る僕は
光に溶け
終わりのない始まりを繰り返す

秘密の画材に描いた想い出は
素肌をかすめ
大人になれない子供の影を浮かべる

笑う君の温かさが
クリーム色の夢となり
夜空を静かに漂う

その軌跡が
気づけば僕の明日を染める

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蝙蝠と音と、余韻の波動

09/20 02:54 更新

子供の頃
夕暮れの帰り道、川の上をゆらゆら飛ぶ蝙蝠を見かけた
目ではなく、超音波の反射で世界を描く姿は
まるで「音の世界に閉じ込められている」ようで
音に敏感だった僕の心に、不思議な感覚を残した

やがて僕は、音の世界を旅するのが好きになっていった
音は心に余韻を残し、体に響く
音に身を任せていると
本当の自分に戻れる気がしたからだ

――大人になり
僕は巨大な音響ホールの建築に関わっていた
だが支配人は理不尽な要求ばかりを突きつける
その日も「地下から変な音がする」と言われ
僕はマンホールを開けて下水に降りた
暗闇と異臭の中を歩き、特に異常は見当たらない
ただ一瞬、小さな音がして
水面に波紋が広がったのを見た
わずかな違和感を抱えたまま、地上へ戻る
「これが僕のやりたかったことか」
音響ホールで小さく呟く声は、反響して
音の牢獄に閉じ込められた悪夢のように響いた

実は僕にはもう一つの顔があった
数年前から世界に現れた
「Nightmare Wraith(ナイトメア・レイス)」――通称NW(ヌウ)
人の生気を吸い繁殖する亡霊のような怪物だ
NWはそれぞれ異なる能力を持ち
対峙するハンターもまた、自らの特性を武器に戦う
僕の特性は“音”
音と同化し、音速の力を操ることができる

その日、出動要請が入った
場所はあの音響ホールだった
駆けつけると仲間のハンターが既に集まっていた
天井には支配人が血まみれで吊るされている
緊張が走った瞬間、空気がかすかに震えた
直感で身をかわす
次の瞬間、仲間の身体が音速の衝撃で真っ二つに裂けた
――NWは超音波を操る能力の持ち主だ
そう悟った時には、もう仲間が次々と倒れていった

居場所を探る唯一の手がかりは
攻撃の直前に走る、わずかな空気の震え
その時――また空気が震えた
僕は能力を発動し、全身を震わせる音を解き放つ
波紋のように広がった音は壁や天井を叩き返し
異常な数の反響が一点に収束する
NWはその反響に耐えきれず、たまらず飛び出した
それは巨大な蝙蝠の怪物――
闇に棲む悪夢そのものだった

闇を切り裂くように
僕は音と同化し、全身を音速の矢へと変える
空気を裂き、衝撃がホール全体を震わせる
閃光のような一撃がNWの巨体を貫き
轟音と共にその身体は弾け飛んだ

「音は反発するものじゃない。同化するものだ」
荒い息を吐きながら、僕は呟いた

――あの日から僕は悪夢の世界を抜け出した
音は波を作り、言葉は世界を作る
心から溢れ出す波動は余韻を残し
やがて共鳴となって誰かに届く
音に閉じ込められていた蝙蝠のように
閉ざされた心の奥にも
いつか光は響いていくのだと信じて

6598

無邪気と崖と、終わらない水曜日

09/19 03:34 更新

無邪気に遊んでいた子供の頃
毎日は変化で満ちあふれ
冒険は当たり前のように
目の前に転がっていた

いつからだろう
冒険に出なくなったのは

大人になり
会社という閉じた檻に入り込む
プロジェクトリーダーとして
身を削り、終電に揺られ
昇進の幻を追い続けた
気づけば時間はループし
夜が明けても “昨日と同じ今日” が繰り返されていた

自分を変えたくて
いや、たぶん閉じた日常から脱出したくて
意味はわからなかったけど
毎日ランニングをするようになっていた
会社から帰って来て
どんなに夜が遅くなっても
必ず走っていた

この時間でも数人は走る人が居た
最近は僕より早く走る人は居なくなった
毎日の成果で少しずつ速くなり
得意げに夜道を駆け抜ける

その時、後ろから
ものすごいスピードで近づく足音
振り返る間もなく追い抜かれ
あっという間に遠ざかっていく影
負けじと追いつこうとしたけれど
なかなか届かず
途中で諦めて呟いた
「ちょっと早いからって自慢すんなよ」

それから何度も見かけるようになった
相変わらず僕を追い抜いていき
気づけばいつも姿を消している
顔はなぜか見えないまま
ただ履いている靴が
子供のような「無邪気」なデザインで印象に残った
そして毎週水曜日になると現れる
僕は彼を「無邪気」と名付けた

会社に出社すると
パワハラ上司に呼ばれた
僕は言われることをなんとなくわかっていた
「君をプロジェクトリーダーから外して
代わりに転勤して貰う」
転職しても変わらない
このループするような日常
気づけば街も、人も、世界も
だんだんと希薄になっていき
残されたのは会社とわずかな人影だけだった

水曜日の夜
僕はこれまでと違う意識で走り出した
あの「無邪気」に最後までついていくために

しばらく走ると
やはり後ろから近づく気配
一気に追い抜かれ
その背中を必死に追いかける
何度も足が止まりそうになり
汗で視界が滲み、意識が朦朧とする
それでも見失わないように歯を食いしばった
やがて「無邪気」はランニング場を出て
人気のない道路へと駆け抜けていく
僕もただ夢中で
その背中を追い続けた

長い時間を走り続け
ついに体力が尽きて倒れ込む
見上げると「無邪気」が立っていた
その先は――崖

「どっちを選ぶ?」
無邪気が声を投げかける

僕は迷わなかった
「先の崖に決まってるだろ」

身体は宙に放り出され
夜空と大地が反転する
心臓が爆ぜる音
世界が割れる音
そしてすべてが暗転した

気がつくと
僕は深夜のランニング場に倒れていた
汗と土と夜風に包まれながら

永遠に続く安定の檻から
僕は飛んだのだ
変化のある未来へ
苦しくても、現実へ

夢邪鬼な純粋さに導かれ
閉ざされたループは解けていく
崖の先に広がっていたのは
止まっていた時計が再び動き出す
目の眩むような
新しい朝だった

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コーヒーと詩と、紡ぐ言葉

09/17 03:20 更新

煙が揺れる朝のコーヒー
回転するドーナツは愛を唄う
思いつくままのステップで音を蹴り
時計の針は静かに止まる

盲目の深い底で
日常に埋もれた光を見つけ出す
栞を挟んだストーリは
やがて甘い雫のように溶けていく

いつもの日常をドリップし
紡ぐ言葉は円を描く
巡り巡る詩は彼方の旅人に届き
遠い街から小さな歌が返ってくる

言葉は時空を超えて
海と月にゆっくりと落ちていく
時が経ち 寒い季節の香りがしても
きっと手に包んだ未来は暖かい

繰り返すざわめく日常
閉ざされていた光が震え
言葉の羽根となり
まだ見ぬ未来を
温もりで包み込んでいく

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風船とシャッターと、星のカケラ

09/16 00:28 更新

子供の頃、イベントで風船を貰った
けれど僕はいつも不注意で手を離してしまい
電柱に引っ掛かるのを見上げるだけだった
誰も取ってはくれず
泣きながら、風船が見えなくなるまで空を追った

想像した――
空の向こうで風船が破裂し
中から星のカケラが飛び散り
夜空にキラキラと降り注ぐ光景を

――大人になって、会社の同僚に誘われた
「スキューバでもやってみないか」
インドア派の僕だったが
海の中を漂ってみたい――その想いに背中を押され
重たい酸素タンクを背負い、海に飛び込んだ

水の底は、静かな宇宙だった

1回目を終えて休憩中
インストラクターが微笑みながら尋ねてきた
「海の中でサメに出会ったら、どうすればいいと思う?」
「パンチですか?……わからない」
そう答えると彼女は言った
「サメは微弱な電流を感じ取るの。だから電池を持っていると逃げていくわ」
なるほど、と思いながら僕は次の潜水に向かった

だが、僕にはもう一つの顔があった
特殊事件専門のジャーナリスト
今回の任務は、無人島で毒ガスを製造している
容疑者――コードネーム「ムウ」を追うこと
カメラにその証拠を収め、世に晒すためだ

ボートで島の近くまで行き
そこから潜水して向かった
スキューバはこのために始めたわけではない
けれど今、確かに役立っていた

島に上陸し、夜が来るのを待つ
草むらに身を潜めながら
心臓の鼓動が大きく響いていた

ムウが洞窟の奥へ向かう
僕は静かに後を追った
やがて見えたのは
風船に毒ガスを注ぎ込む光景
「これを街に飛ばすつもりだ……」
背筋に寒気が走った

だが、一瞬目を離した隙に
背後から衝撃――
意識が途切れた

目覚めると、僕はボートの上にいた
ムウが冷たい声で告げる
「ここはサメの巣だ。腹の中で眠れ」
そう言って僕を海へ蹴り落とし
ボートは島へと戻っていった

暗い水中、影が群れ寄る
鮫の鋭い気配が肌を刺す
絶望の淵で、ふと蘇るインストラクターの声
――電池
僕は震える手でカメラを取り出し
必死にシャッターを切った

カチリ
その微弱な電流に反応したのか
サメは一斉に身を翻し
水の闇に消えていった

僕は息をつなぎながら
再び無人島に泳ぎ着いた

洞窟の中――
ムウは毒ガス入りの風船を傍らに
焚火の前で待っていた
だが僕に気づかず、外へ出て行く

「今しかない」
僕は転がっていた酸素タンクを抱え
焚火から燃え残った一本の木を手にした

戻ってきたムウが叫ぶ
「貴様、どうやって生き延びた!」
風船が僕に向けられる
触れれば即死――

僕はバルブを全開にし
火のついた木を噴出口へ近づけた

轟音と共に
炎は爆流となって前方を薙ぎ払う
ムウの身体を吹き飛ばし
風船をまとめて焼き尽くす

毒ガスは夜空に弾け
キラキラと光りながら散り去った

倒れたムウの身体に燃え移った炎を
僕は手で叩き消した
彼は気絶したまま動かない

荒い呼吸の中で、ようやく全身の力が抜けていく
燃え焦げた匂いと、静まり返った洞窟の闇
その中に残ったのは、生き延びたという確かな実感だった

「風船の中には
夢みたいに、キラキラ光る星だけでいい」
僕はそう呟いた

――小さな頃、空に逃がした風船は
見上げるしかなかった
でも今は違う
どんな困難でも
心のシャッターを切れば
星は必ず、僕の手に降り注ぐ

そして僕は知った
あの日泣いていた少年が
今の僕に繋がっていることを
掴み取った星は
夜を超え、未来の光へ続いていくことを

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